Guten Tag! ぽたすけです。
留学を検討されている方は、留学のせいで就職活動に遅れてしまったり、何か影響があるのか気になりますよね。
今回は、ぼくが1年間ドイツ留学したあとに就職活動に参加した経験から、留学が就活に与える影響をご紹介します!
留学で就活に遅れることはある
多くの学生は大学3年生(4月~3月)に留学することが多いですが、帰国する3月はオフィシャルな就活解禁の直前です。
また、実際には年明けくらいから少しずつ説明会が始まっていますので、留学の影響で就活のスタートダッシュが遅れる人は多いです。
※昨今就活解禁タイミングは毎年のように変わっておりますし、今後は政府が解禁日を指定しない方針となっていますが、4月一斉入社という大企業文化がすぐに消えない以上は、入社1年前の4月くらいから採用活動を始める企業が今後も多いと思われます。
ぼくの場合、4月解禁で2月下旬に帰国したけど、やっぱり出遅れてたと思うなあ
では、具体的にどのような影響があるのか、下記にて説明していきますね。
会社説明会に参加できない
海外にいると、もちろん日本で開催される会社説明会に参加することができません。
昨今はネット配信している企業もありますがまだまだ少数派ですし、何よりネット配信ですと実際の会社の雰囲気がわかりにくく、さらに人事担当に直接質問できないので、あまり効果的でないんですよね。
さらに困ったことが、エントリーシートを出す際の条件が”説明会に参加している”ことだったり、ES内に”第何回の説明会に参加したのかを記載”させて就活生の志望度を暗に図っていたりするので、説明会に出られないのは就活のスタートダッシュを遅らせる大きな要因です。
このせいで企業研究が進まないのなんの(涙)
エントリーシートの質が上がりにくい
帰国前にエントリーシートを提出しなければならないケースはあるかと思いますが、留学先で日本の就活状況を細かに理解している人はおらず、どのような書き方をすれば良いのかアドバイスも貰えない環境です。
そうすると、どうしてもESでのアピールの質が上がらず、他の日本にいる就活生と比べてESの質向上に時間がかかってしまいます。
日本の就活生のESの質がどんどん上がっていくなかで、質の低いESは非常に目立ち、書類選考で落とされる可能性が高くなってしまうのが非常につらいところです。
ぼくの場合も、書類審査を通るレベルまでESの質を上げるのに時間が掛かった・・・
面接でのアピールの質が上がりにくい
上記のESと似て、面接も数をこなして行かねば質が上がらないものですが、物理的に日本で面接できるのが3月からとなると、面接経験数が少なくなってしまいます。
実際には、企業は2月下旬くらいから面接を開始していますし、外資系や中小に至っては1月くらいからやっているところもありますよね。
日本にいる就活生はそういった企業で”面接の練習”をしており、きたる4月の大企業面接解禁に備えて、面接でのアピールの質を高めているのです。
色んな面接官から様々な質問を受けていくうちに、どんな問いが来ても焦らずアピールできるように成長するんだよね
そういった状況の中で、3月からやっと面接を開始して、すぐに本命や準本命の大企業で面接を受けなればならない留学生は、練習回数が少なく非常に不利な状況です。
周りに就活をしている友人が少なく相談ができない
就職活動では答えの無い問いが多く、周りのみんなのアピール方法を観察したり、進路担当のアドバイスをもらいながら、自分なりのアピール方法を磨いていくものです。
ところが留学先には一緒に就活を戦ってくれる同級生も少なく、日本の就活状況を理解している方も少ないので、一人での戦いとなってしまいます。
答えが無いなか、自己PRを遂行しては訂正してを繰り返し、せっかく自分なりに満足したESも簡単に落とされたりするものですから、なかなか一人ではつらいですよね。
何が悪かったのかも分からない!っていうね
内定を貰えたとしても本命ではない企業からかもしれない
上記で説明した通り、情報戦であり、かつ周りのレベルがどんどん上がっていく就活において、遅れて参加することは大きなハンディキャップとなります。
ESの質も面接の質も、日本の学生と比べて上がりきらないまま解禁を迎え、どうにか内定を貰えたとしても、”日本の学生と同じタイミングからスタートダッシュできていたら、もっと良い会社に入れたかもしれない”と感じてしまうかもしれません。
それであれば、いっそ卒業を1年延ばして、翌年の就活で志望会社の内定をもぎ取ろうと考えてみるのもありだと思います。
ぼくの友人でも、帰国してすぐ就活に参戦していくつか内定はもらったものの、自分の満足できない会社だったため、内定を辞退して翌年に再度就活した人がいましたよ
まとめ
確かに留学で就職活動に遅れてしまう学生はいます。
ただ一方で、上記のデメリットをしっかり理解したうえで、留学中から可能な限りのアクションを始めておけば、他就活生との差は最低限になります。
ぼくの場合、お金の都合もあってどうしても4年で卒業がしたかったので、留学中から可能な限り就活の準備をはじめ、無事帰国後の4月中旬に内定を貰うことが出来ました。
また、ぼく個人の意見ですが、もし就活を気にして留学に挑戦するか悩んでいる方がこれを見ているならば、絶対に留学へ行くべきです。
就職活動で入った後の会社生活よりも、目の前にある留学のほうが、あなたの人生にとって必ず有意義になるはずだよ
では、auf wiedersehen!